ラジオ波治療
変形性膝関節症の主な症状について
変形性膝関節症は、膝のクッションとして働いている関節軟骨がすり減ってい くことにより、骨や軟骨が変形し、擦れて痛みや腫れを生じる病気です。
進行すると階段のみらなず、平地での歩行にも支障をきたすようになります。

変形性膝関節症の痛みの原因
膝の痛みは、関節軟骨がすり減って関節の慢性炎症が生じることから始まります。同時に体重を支える骨が徐々に変形を生じます。この「骨の変形」でも慢性の痛みを生じると言われています。
膝の慢性的な痛みの原因は複雑です。
病気そのものによる通常の痛みのほかに、痛覚神経が増えたり過敏な状態になることによって、さらに疼痛は悪化し慢性化します。
痛みのメカニズム
![ひざの痛みは複雑[病気による痛み]病気そのものによって引き起こされる痛みです。関節炎による痛み、骨の痛みなどがあります。[痛み過敏]痛み入力が持続すると、痛みに対して神経が過敏に反応してしまう状態となります。[神経の異常]痛みを生じる末梢の神経が増えてしまったり、過敏な状態になることで、痛みは強くなり慢性化します。](./img/rfa/rfa02.png)
変形性膝関節症の治療
変形性膝関節症に対する従来の治療は「保存療法」と「手術療法」に分けられています。
まず、変形性関節症による痛みの緩和と進行を遅くすることを目的とした「保存療法」から治療を始めることが一般的です。
この度、保存療法では痛みが緩和されない場合、新しい治療法として、ラジオ波(高周波)を使った治療が保険診療で選択できるようになりました。
ひざの痛みを抑えるため、症状・段階、目的にによって以下のような治療が行われています。
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手術療法
人工膝関節置換術などのような手術による治療方法です。

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ラジオ波治療
従来の保存療法(薬物療法や非薬物療法)で痛みが治まらない場合に考えられる治療法の一つで、ラジオ波による熱で膝の痛みをおさえる方法です。

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保存治療
お薬を使わない非薬物療法とお薬を使う薬物療法の2つからなります。
至適な管理には、この2つの併用が必要です。-
薬物療法
鎮痛薬やヒアルロン酸関節内注射といったお薬を使う治療です。

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非薬物療法
運動療法(リハビリテーション)です。その他に減量、装具、温熱療法などもあります。また、歩行補助具は膝の痛みを低減すると言われています。

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ラジオ波治療について
整形外科の手術とはならない、変形性膝関節症による痛みがある患者さんのうち、従来の保存療法では十分な効果が得られない方の痛みを抑える治療方法です。

超音波エコーで観察しながら、皮膚を通して電極針を膝の痛みを伝える神経に当て、ラジオ波という電流を通電させ、針の周囲に熱を発生させ、熱によって神経を長期間に遮断する方法です。

ラジオ波による治療のすすめ方
治療前
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超音波ガイド下に膝の末梢神経に局所麻酔薬を注入し効果があるかを確認します。

治療
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1局所麻酔を行います。
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2エコーガイド下に末梢神経に併走する血管を同定し、同部位に専用の針を刺入しラジオ波を発生させます。

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3針を抜き、止血します。
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4針の刺入部の皮膚を消毒しテープを貼って終了です。

治療後
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専門医の指導のもと、変形性膝関節症に対する定期的な通院とリハビリを行ってください。

ラジオ波治療について Q&A
- 日常生活で気をつけることはありますか?
- 治療を行った当日は、お風呂の入浴は避け、シャワー浴にしましょう。
針を刺した部分が気になるようであれば、主治医に相談しましょう。
- 治療後の痛みは無くなりますか?
- 米国で実施した臨床試験(治験)では、痛みの程度が半分になったという割合は74%でした。
その痛み度合いの平均は10段階(10が一番痛いと感じる段階)のうち3-4でした。
変形性膝関節症との付き合い方
ラジオ波による治療の後も、引き続き定期的な受診とリハビリテーションが必要となります。
変形性膝関節症の進行を遅らせながら、上手に病気と付き合いましょう。


